Fiction Holic

ゲーム、アニメ、漫画、小説、映画などなどのフィクションについて語ります。

Banishedは時間を貪る魔性のゲームだ、という話

ごきげんよう。

あなたはBanishedを知っているだろうか?村から追い出され、放浪の旅に出た追放者たちが冬の厳しい(おそらくヨーロッパの)土地を開拓し、家を建て、畑をつくり、魚や野生動物を狩猟し、家畜を飼い、あらゆる手をつくして人口を増やしていくゲームだ。

 

シムシティをスケールダウンさせて、資源の管理と生産、ならびに労働者となる村人の管理を行う人口調整計画シミュレータ、という言い方もできるかもしれない。村人たちは指示があれば素直にそれに従うが、どこに、何のために、いつ作るか、そして何人働かせるかはプレイヤーが判断するのだ。

 

プレイヤーの責任は重大である。資源は一旦どれかが枯渇してしまうと自転車操業に陥りがちであるし、無駄な浪費・消費が重なればすぐに底をつきる。また、調子に乗って人口拡大をしようとすれば、労働力として使うことができない子供の期間の食糧を捻出せねばならないし、そもそも何人子供を増やす、というのはプレイヤーの意志では決められないのだ。入念な調査と検証、そして経験が、彼ら村人達を反映へと導くであろう。

 

とかなんとか言ったけど、このゲームの面白さは資源管理、村人管理と潤沢な資源を回収し生産する楽しみ、森や石ばっかりの土地が建築物や畑が広がる楽しみ、村人たちがこまごまと動いて生活している様子を見るたのしみ、とかとかである。

 

シムシティはさほどでもないけど、Banishedは村人に名前・年齢・性別があったりして偶然の物語性を見出すことができ(僕の村は女性年上の年齢差カップルが多めだった)、ただの足し算引き算をするゲームではなく、プレイヤーの空想の一部としてそこにあるゲームだ、とも思う。

 

しかし村が発展していくにつれてどんどん開拓して使える土地も増えるのでどんどんやりたいこと、させたいことが増えていくので気づいたら時間が過ぎ去ってたりするのでほんとこわい。プレイする時はタイマーかけたほうがいい。